SPFとPAはどう違う?日焼け止めを選ぶポイント3つ!
美肌には絶対に欠かせない、だけどなぜか見落としがちなもののひとつ…
それが、UVケア化粧品、いわゆる「日焼け止め」です。
化粧水や乳液のこだわりはあっても、日焼け止めに関しては特にこだわりがない…という方もいるかもしれません。
でも実は、化粧水や乳液といった普段のお手入れと同じくらい、とっても大事な「スキンケア」なんです。
今回は、そんな日焼け止めについて、自分にあったものを選ぶにはどこを見ればいいのか。
その大きな3つのポイントを解説していきます。
「SPF」「PA」の数値
お店などで日焼け止めを手に取った時、まず目に入るのは「SPF40・PA++」といった表示かと思います。
これはどちらも紫外線の防止効果を表しています。
じゃあなぜ二つに分かれているのか?と言うと、防げる紫外線の種類が違います。
SPF → 紫外線B波への防止効果(数字が増えるほど高く、50+が最高基準)
PA → 紫外線A波への防止効果(+の数が増えるほど高く、++++が最高基準)
紫外線A波・B波はどちらかを防げば大丈夫、ではなく、どちらも防ぐべきものです。
特に紫外線A波は、ガラスを通り抜けて日常生活でも特にお肌へ影響を与える紫外線です。
SPFは数字なので分かりやすいですが、PAの表示も忘れずに確認しましょう。
また紫外線の種類やその影響については、過去のコラムでも取り上げていますのでぜひ参考にしてくださいね
≫コラム:紫外線ダメージが肌に与える影響
「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」の表示
敏感肌の方やなるべくお肌に優しいお手入れをしたい、という方は日焼け止めにおいても負担の少ないものを選びましょう。
その時、「ノンケミカル」「ケミカルフリー」もしくは「紫外線吸収剤不使用」と謳っているものを選ぶのがオススメです。
UVケアには大きく、「紫外線吸収剤」を使ったものと、「紫外線散乱剤」を使ったものに分けられます。
どちらも紫外線によるお肌の影響を軽減するものですが、一般的に「紫外線吸収剤」よりも「紫外線散乱剤」のほうがかぶれなどがおきにくく、敏感肌の方にはより好ましいとされています。
もちろん、同じケミカルフリーでもメーカーやブランドによってその他の配合成分などは変わるので、パッチテストなども活用しながら、自分に合ったものを探してみてくださいね。
また、ファンデーションなどのメイクと同様に、お肌に残ったままだと刺激になるので、しっかりとクレンジングや洗顔フォームなどで落とすことも大切です。
「ウォータープルーフ」「下地効果」などの機能
最近では、「日焼け止め」といっても、色んな機能性を併せ持つものが増えています。
季節を問わず毎日使うことが理想なので、機能性を見て、続けやすいものを選びましょう。
例えば、水や汗に強い「ウォータープルーフ」機能をもつものは、こまめな塗りなおしが難しい時や、汗をかきやすい夏時期やスポーツ・外作業の際に適しています。
元々脂性肌でメイクなども落ちやすい、と言った方にもオススメです。
下地効果を伴っているものなら、毎日のメイクのついでに日焼け止めも兼ねられるので一石二鳥ですね。
また反対に、ファンデーションなどのメイクアップアイテムが紫外線対策を兼ねているものもあるので、ついつい日焼け止めを忘れてしまうという方はそういうアイテムを取り入れるのもひとつの手です。
まとめ
日焼け止めは、ただお肌が赤くなる・黒くなることを防ぐだけではなく、将来のシミ・しわ・たるみを防ぐ、とても大切なスキンケアのひとつです。
これまで何となく日焼け止めを選んでいたかもしれないな、という方も、ぜひ今回の3つのポイントを意識しながら日焼け止めを選んでみて下さいね。